中高年特有の臭いである「加齢臭」。主に40歳頃から現れ始める体臭とされています。加齢臭は中高年男性の独特な臭いとして多く用いられる言葉ですが、男性だけでなく女性にも起こりうる臭いでもあります。
満員電車やバスの中など、近づくと漂ってくる強烈な臭いは、不潔な中年というレッテルをはられてしまう場合もあり、しっかりとした対策を講じたいものです。
今回は、そんな男女問わず気をつけたい「加齢臭」の特徴とチェック方法についてご紹介します。
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加齢臭はどんな臭い?どこから臭うの?
加齢臭チェックでは、その他の臭いと同様に鼻が慣れてしまうため、本人は気づきにくい面があります。さらには、徐々に臭いが発生してくる為、嗅覚はますます順応してしまいます。
まずは、加齢臭がどんな臭いで、どこから臭いを発するのかを見ていきましょう。
1. 加齢臭はどんな臭い?
加齢臭の臭いは以下のような特徴があります。
- チーズやバターの臭い
- ろうそくの臭い
- 古本の臭い
- 古いタンスの臭い
- 魚の腐った臭い
いわゆる「おじさん臭い」とも表現される、青臭さや脂臭さなどの臭いがすると言われています。
2. 加齢臭はどこから臭うの?
加齢臭が発生しやすい場所は、「耳や首の後ろ」「頭皮」「鼻や額」「脇の下」「胸」だと言われています。中でも特に強く臭いを発する場所が「耳の後ろ」や「頭皮」です。
実際に加齢臭が強く臭う「耳の後ろ」や「頭皮」などをチェックすることはもちろん、その他の場所もチェックしてみましょう。自分の体のどの場所から強く臭っているのかを嗅ぎ比べすることで、念入りに対策する場所を見つけることができます。
加齢臭チェックの方法
加齢臭の特徴と発生場所を理解できれば、チェック方法も見えてきます。
周りの人に素直に聞いてみることもひとつの手ですが、ここでは自分で密かにできるセルフチェック方法をご紹介します。
1. ティッシュや指で拭き取り臭いを嗅ぐ
指や脂を吸収してくれるティッシュなどを使い、強く押し当てながら拭き取ることで、付着した加齢臭の成分を嗅ぐことができます。匂いつきティッシュ等の使用は避け、帰宅時や起床時にチェックしてみましょう。
2. 脱いだ衣服を嗅ぐ
長時間着用した衣服の臭いを嗅ぐことも加齢臭の有効なチェック方法です。
帰宅後や起床時に、寝間着やワイシャツ、Tシャツなどの襟周りや、臭いがこもる帽子などの臭いを嗅ぐことで加齢臭を嗅ぐことができます。また、入浴後などに、脱いだ衣服を嗅ぐとさらに臭いを強く感じることができます。
3. 枕の臭いを嗅ぐ
枕の臭いは「耳や首の後ろ」や「頭皮」など、加齢臭を強く発する箇所が長時間触れているため、加齢臭成分を強く感じ取ることができます。子どもたちに「パパの枕が臭い」と言われるのはこのためです。
臭いを感じにくい方は、嗅覚リセット
普段から嗅いでいる臭いは、鼻がその臭いに慣れてしまうため、自分では気づきにくくなってしまいます。そんな時は、嗅覚をリセットすることをお勧めします。
嗅覚のリセット方法は、コーヒーの臭いを嗅いだり、少し熱めのシャワーを浴びたりすることで、鼻が覚えてしまった臭いを消すことができます。
加齢臭チェックとその特徴 まとめ
加齢臭は、他の臭いとは違い、年齢を感じさせる臭いのため、なかなか認めずらい面があります。
そのため、セルフチェック時には、臭いに対する鼻の順応性も踏まえつつ、チェック時の臭いよりも周りにはもっと臭っていると意識することも重要です。
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