舌の汚れをキレイに!舌苔の取り方と予防ケア

舌の汚れをキレイに!舌苔の取り方と予防ケア

舌の汚れをキレイに!舌苔の取り方と予防ケア

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舌に厚く溜まった「舌苔(ぜったい)」は、舌の汚れを目立たせて 不潔感を感じさせるだけでなく、お口の臭いにも深く関わってきます。

その為、すぐにでも除去したいと考えがちですが、余分な舌苔をケアする為には、【正しい取り方】と【適切な予防】という2つの対策を平行して行うことがポイントになります。

そこで今回は、舌苔の除去と予防においての正しいセルフケア方法をご紹介します。

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舌苔は「口の臭い」を強くする

本来、適度な量の舌苔は「舌を保護する」という役割を持っており、それほど気になるものではありません。しかし、「唾液量の低下・舌の筋力の衰え・ストレス・病気」などが原因となって過剰に増えてしまうことで、舌の汚れとして目立つようになります。

舌苔が増えすぎると繁殖した細菌によって分解がすすみ、「唾液が臭い」と感じたり「口の臭い」がきつくなったりする為、舌苔をケアする事は「口臭対策」にとって重要なひとつです。

舌苔とは?

舌の表面は「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」とよばれる小さな突起が多くありザラザラとしています。その突起の隙間に食べカスや新陳代謝などにより剥がれ落ちた粘膜組織のカスといった「汚れ」が細菌などと共に蓄積されることで、舌の表面に白いコケが生えたような状態となります。

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安全な舌苔の取り方

余分な舌苔の取り方としては、舌の表面を傷つけないように「やさしく」丁寧に取り除くことがポイントです。

「舌ブラシ」で除去する

舌苔を取り除く場合は、専用の舌ブラシを使い「やさしく撫でるよう」に除去しましょう。歯ブラシを使用する場合は、毛が「柔らかい」タイプのものを選ぶようにして、研磨剤が配合された歯磨き粉が口の中に残っていない状態でケアして下さい。

舌ブラシによる舌苔除去の頻度としては「一日一回」を目安として、舌の表面の奥から手前に軽く「2~3回」程度こすり取るだけで充分です。

一度に多くの舌苔を除去しようとせずに、「毎日のケア」を習慣化させながら「徐々」に適度な舌苔の量に改善していきましょう。

「ガーゼ・専用シート」で拭き取る

かるく濡らした「ガーゼ」や舌苔を除去できる「専用シート」を活用して、舌の汚れを拭き取る方法もオススメです。ガーゼや専用シートは舌ブラシほどの除去力はありませんが、舌表面を傷つけにくい取り方なので、より安全に除去することができます。

ガーゼやシートを指に巻いたら、舌ブラシと同様に奥から手前に「軽く」拭きとってあげましょう。できるだけシートの同じ部分で拭きとらずに、毎回「キレイな面」を使うようにして拭きとって下さい。

専用シートは持ち運びにも便利です。歯磨きができない外出先でも、口の臭いが気になった時に「即効性」のあるケアが手軽にできるのでオススメです。

上顎と舌をすり合わせる

少量の水を口に含み「上顎」と「舌の表面」をこすり合わすことで、余分な舌苔を除去することができます。舌ブラシや専用シートに比べて効果が低い取り方になりますが、口腔内を傷つける心配がもっとも少ないというメリットがあります。

また、意識的に舌を動かすことで、舌に残っている食べ物のカスなどの除去や舌の筋力アップにより、舌の位置が沈んでしまう「低位舌(ていいぜつ)」などの解消にも繋がるので、舌の汚れを自然と取り除きやすい口内環境になります。

この方法は起床時や食後に行うと効果的です。いくら安全な取り方とはいえ、無理にやり過ぎると粘膜が荒れてしまう場合もあるため注意しましょう。

舌苔の予防方法

舌苔が増えることを予防する為には、舌苔の成分となる「汚れ」をお口の中にできるだけ溜めない口内環境づくりがポイントです。

豊富に「唾液」を分泌させる

唾液が豊富に分泌される人は、過剰な舌苔ができる前に食べかすなどの汚れを「洗い流す」ことができるので、口の臭いや厚い舌苔の発生を予防できます。

唾液を増やす方法としては、口周りの筋力を意識的につかって「唾液腺」の機能を向上させたり刺激を与えたりすることがポイントです。日頃から、歯ごたえのある食事や舌のトレーニングを行なうことで「アゴ」や「舌」の力を衰えさせない工夫をしていきましょう。

その他にも、あえて唾液が分泌されやすくなる食品を積極的に摂ることや、口腔内の潤いを保つ対策なども同時に行うと効果的です。

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食後に「ガム」を噛む

食後にガムを噛むことで、舌や歯茎の間などに残った食べカスなどの汚れを「絡めとる」ことができて、必要以上に舌苔が増えるリスクを抑えることができます。さらに、噛むことにより唾液が豊富に分泌される事に加えて、「アゴの筋力向上」や「噛み合わせの矯正」にも効果があるので舌苔の予防に役立ちます。

また、唾液は食事をしたことで酸性に傾いたお口の中を「中和」して、口内環境のバランスを整えてくれる作用もあるので、食事後すぐに歯磨きを行うよりは「キシリトール配合のガム」を噛むことで、様々な唾液の効果を活用することが出来ます。

おしゃべりを楽しむ

舌苔の予防では「会話を楽しむ」こともひとつの方法です。舌の汚れや口の臭いが気になると、会話を控えてしまいがちですが、その行為がかえって舌苔を増やしてしまう原因になる場合があります。

気の合う友達や家族などと積極的におしゃべりをすることで「ストレスの解消」もできて、口周りや舌を活発に動かすことで「筋力の衰えの防止」にも繋がります。さらに、唾液分泌の促進や舌の表面の擦れなどの効果もあるので、お口の中に汚れが溜まりにくくなります。

なかなか「舌苔」が取れない場合は…

舌苔が頑固にこびりついて取れない場合は、舌苔自体を「酵素」で柔らかくして溶かす方法を試してみて下さい。

「はちみつ」の酵素で舌苔を溶かす

はちみつには「プロテアーゼ」というタンパク質を分解する酵素が豊富に含まれています。舌苔の成分である食べカスや粘膜組織などは「タンパク質」で構成されいるので、はちみつを食べることで舌の汚れが溶けて浮き上がり厚い舌苔の除去に役立ちます。

スプーンに「ひとすくい程度」とって舌に乗せたら、「ゆっくり味わう」ように馴染ませながら、はちみつが舌表面に長く留まるような食べ方をして下さい。舌ブラシなどでは取れない舌の奥にある舌苔の取り方としても無理なく行える方法です。

はちみつには「殺菌作用」のある「グルコン酸」という成分も含まれており、口腔内の細菌の繁殖を抑えたり、腸内環境を整えたりする働きがあるので、過剰な舌苔の発生を予防する効果もあります。

舌苔の取りすぎには注意

舌やお口の粘膜などはとてもデリケートです。舌苔がうまく取れないからと言って、熱心にゴシゴシと擦ってしまうと、味を感じる器官の「味蕾(みらい)」や「舌乳頭・頬の粘膜」などが剥ぎ取られてしまい「口腔内の汚れ」となって、さらに舌苔の発生や口の臭いをきつくする場合があるため注意して下さい。

舌苔はあくまで「薄っすらと白く」なっている状態が理想的ですので、無理に力を入れて舌苔を除去しようとせずに、適度なケアを継続的に行なっていきましょう。

舌苔ケア「オススメ」アイテム

舌苔のセルフケアにお勧めの「舌ブラシ」と「専用シート」をご紹介します。お口をお掃除する専用シートは、舌苔の除去だけでなく「歯磨き代わり」としても活用できます。

舌苔ケア まとめ

舌苔のケアでは、「舌を傷つけない」ように正しい取り方をする事や、唾液量を増やしたり舌や口周りの筋力を向上させたりする「お口の健康維持」に努めることが大切です。

また、除去や予防を行なってもなかなか改善されない場合は、病気や薬の服用が原因となっている場合もありますので、専門医に一度相談してみましょう。

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