朝シャワーの効果をアップさせる上手な活用法

朝シャワーの効果をアップさせる上手な活用法

朝シャワーの効果をアップさせる上手な活用法

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寝起きの朝シャワーはシャッキっと一日をスタートさせるのにとても効果的。その他にも「睡眠中にかいた寝汗を流したい」・「忙しいので手軽に入浴を済ませたい」・「ボサボサの寝癖をなおしたい」など、朝シャワーを活用する理由は様々です。

しかし、もしもあなたの日頃の「朝シャワーの浴び方」が健康や美容、体臭などに悪い影響を及ぼしているとしたら…。

そこで今回は、朝シャワーの効果やデメリット、上手な活用方法についてご紹介します。

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朝シャワーの効果とは?

体臭を予防できる

人間は睡眠中にコップ一杯以上もの汗をかくと言われています。

そのため、夏の暑い時期に限らず、冬場などにも寝汗で不快感を覚えた経験があると思います。就寝中は、汗を拭き取ったり上手に湿気を逃したりすることが難しいので、お休み前にお風呂で体をキレイにしていても、汗で蒸れて雑菌が繁殖して寝起きには体が臭っていることも…。

朝シャワーは、睡眠中にかいた汗をスッキリ洗い流せることはもちろん、分泌された皮脂を取り除くのにも効果的な体臭ケアのひとつ。軽くシャワーを浴びるだけでも、汗の分解や皮脂の酸化による臭いを予防できるので、寝起きや日中の体臭が気になる人におすすめです。

関連記事 / 寝汗が臭い原因と対策!寝る前に守りたい5つのルール

体を活動モードに切り替える

朝シャワーには、自律神経のひとつである「交感神経」を高める効果があります。交感神経は、体を興奮状態にして、集中力や運動機能などを高め、活動的な心身へと導いてくれる神経です。

睡眠中は、主にもう一つの自律神経である「副交感神経」が優位になっていますが、朝シャワーで交感神経を刺激することで休止モードの体に活力が生まれ、仕事や家事、勉強などへのやる気が高まります。

また、内臓の働きが活発になって胃液の分泌が促進されるので、朝食の消化が良くなって一日の活動に欠かせないエネルギー補給をしっかり行えるメリットもあります。

代謝アップによるダイエット効果

朝シャワーには、女性に嬉しい「ダイエット効果」も秘められています。これは、交感神経が優位になることで血流や内臓機能が高まり、代謝力がアップしてカロリー消費(エネルギー消費)が増加するためです。また、シャワーの水圧による刺激でリンパの流れが良くなるので、脚などの「むくみ解消」にも効果的。

夏などの温かい時期なら、熱めのお湯と冷たい水(ぬるめのお湯でもOK)を交互にかける「温冷シャワー」を行なうことで、より新陳代謝が高まってダイエットに加え「美肌効果」なども期待できます。

無理なダイエットは、体内環境を悪化させて「ダイエット臭」を引き起こす原因になります。偏った食事制限や過度の運動は控えて、代謝力アップによる自然な痩せ方を目指してください。

血行促進で疲労回復

シャワーの水圧による「マッサージ効果」やかけ湯による「温熱作用」には、血行を促進させる効果があるので、血管やリンパに滞った老廃物が排出されて疲労回復に繋がります。

東京ガスの都市生活研究所のレポートでは、朝にシャワーを浴びることで、目覚めが良くなるだけでなく、疲労感も減少することが分かっています。その効果はコーヒーのカフェインよりも即効性が高く効果も大きいとのこと。

もしも、寝起きに「なんだか疲れが残っているな…」と感じたら、朝シャワーですっきりリフレッシュしてみましょう。

朝シャワーにもデメリットがある

朝シャワーは、間違った浴び方や取り入れ方をしてしまうと、健康や美容の足をひっぱるデメリットの方が大きくなる場合があります。

お肌や頭皮へのダメージが大きくなる

普段のお風呂を「朝のシャワーだけ」で済ませてしまうことは問題です。朝は、通勤や通学などでなにかと忙しい時間なので、どうしても洗い方が雑になってしまいがち。

朝シャワーでは、洗い忘れ、シャンプーやボディソープのすすぎ残し、乱暴なゴシゴシ洗いなどが起こりやすく、お肌や頭皮にダメージを与えてしまう恐れがあります。

とくに、石鹸類の残りカスは、常在菌のエサになって体臭を悪化させるだけでなく、背中や首、おしりなどにニキビや吹き出物を増やす原因になります。また、皮膚の皮脂バランスが崩れて、皮脂の過剰分泌が起こることも。

冬の時期はヒートショック現象に注意

朝シャワーで注意したいのが「冬」の季節です。

冬場は、温かい部屋から気温の低い脱衣所へと移動し、お風呂で熱いシャワーを浴びた後、また寒い脱衣所に出るという流れになります。このような場合、極端な体温変化が起こって血圧の急激な変化や脈拍の増加などが引き起こされ、最悪の場合、脳卒中や心筋梗塞などに繋がる可能性があります。

この現象は「ヒートショック現象」と呼ばれ、冬のお風呂場やトイレで多く発生します。そのため、冬場は、脱衣所・お風呂場の室温、お湯の温度などの「温度差」にも気を配る必要があります。

上手な朝シャワーの活用法

夜は必ずお風呂に入る

朝シャワーの効果を最大限に活用するためには、「夜にお風呂に入っておく」ことが絶対条件。面倒くさいからといって朝シャワーだけで一日の入浴を済ませるのではなく、夜のうちに体の汚れを落としてリセットしておくことが重要です。

夜の入浴方法のポイント

夜の入浴で心がけたいポイントが次の通り。

湯船での温浴は、温熱効果や静水圧作用、浮力効果などにより、新陳代謝アップやデトックス、疲労回復などの効果が期待できます。お湯の温度は、「38~40℃」のぬるめにすると、副交感神経が高まって心身がリラックスします。

さらに、入浴する時間は、就寝の「1~2時間前」が理想的。ゆるやかな体温低下とともに眠りに入りやすくなるので、睡眠の質を高めることができます。また、お風呂上がりには体を冷やさないように注意してください。

朝シャワーの前後の行動も意識する

朝シャワーでシャッキっと目を覚ましたい場合は、「シャワーを浴びるタイミング」がポイントです。交感神経を高める方法をシャワーだけに頼るのではなく、段階的に体を活動モードに切り替えていくことで、体への負担を軽減できます。

  1. ベッドでストレッチ
  2. 水を飲む
  3. 日光を浴びる
  4. 朝シャワー
  5. 朝食

寝起きにベッド上で「軽めのストレッチ」を行なうと、血の巡りが良くなり体温が上昇して低血圧や二度寝の対処に役立ちます。

また、お水を「コップ一杯」飲んで胃や腸を刺激すると、胃液分泌やぜん動運動などの内臓機能が活発に動き出し、食べ物の消化や朝の排便がスムーズに促されます。

そして、カーテンを開けて「日光」を全身に浴びることも大切です。太陽光は、体内リズムを整えてセロトニン(幸せホルモン)の分泌を高めてくれるので、活動(昼間)と休息(夜間)の「メリハリある生活」が送れるようになります。この時に、ゆっくり深呼吸して新鮮な外気を体内に取り込みましょう。

シャワーは「熱すぎない」温度で

目を覚ます目的で朝シャワーを活用する場合、ついつい熱めのお湯に設定しがちです。しかし、熱すぎるシャワーは、お肌に最低限必要な皮脂までも落として乾燥肌を招くことも。

皮膚が乾燥すると、カサカサ肌などのスキントラブルに繋がるだけでなく、足りない皮脂を補おうとして「過剰な皮脂分泌」が起こって、てかてかのオイリー肌や皮脂酸化による体臭などの原因になります。

朝シャワーの最適温度は、季節の違いや個人差はあるものの「40℃前後」がおすすめ。高くても「41℃」くらいに留めるのが理想です。

体や頭は洗わない

朝のシャワーでは、体や頭を洗わないのが基本。夜のバスタイムでしっかり汚れを落としておけば、朝は「軽く浴びる」だけで十分です。

体や頭の洗いすぎは、お肌を保護するために必要な皮脂までも奪ってしまい、お肌の潤いが減ったり外部刺激に弱くなったりする原因になるので注意してください。

とくに、シャンプーのしすぎで頭皮の皮脂膜が洗い流されると、元に戻るまで数時間はかかるので、朝のお出かけ時に紫外線による刺激を直に受けてしまいます。寝グセが気になる時は、お湯のみで整えるようにしましょう。

短時間で済ませる

朝シャワーは、短時間で済ませるのが理想です。東京ガスの「朝シャワーの体臭予防効果」のレポートでは、体臭原因となる皮脂を除去するためには、41℃のお湯を「1分間」かけるだけで、夕方まで皮脂抑制の効果が得られることが実験により分かっています。

また、長時間のシャワーは、体内の熱発散によりエネルギー消費が大きくなって疲れる原因になります。朝シャワーを浴びる時間は、「3~5分程度」が目安です。

背中や首の後ろ、耳周りなどは、仰向けに寝ることで汗や皮脂が溜まりやすい場所です。重点的にシャワーをかけて、加齢臭などの体臭対策に役立ててください。

冬場は体を冷やさないように工夫

冬場は、シャワーだけでは体が冷えてしまうので、上手に体を温めながら朝シャワーを浴びる工夫が必要です。

シャワーを浴びる時に、洗面器などに「41~43℃」のお湯をはって「くるぶし」まで足を浸けておくのが効果的です。さらに、背中や首周り、肩などにしばらくお湯をかけると、体が温まりやすくなります。

また、入浴前にお風呂の床や壁などに熱いお湯をかけたり、入浴中は換気扇を必ず止めたりするだけでも、お風呂の温度が温まります。脱衣所もヒーターなどで温めておくと安心です。

まとめ:朝シャワーの効果と活用法

朝シャワーは、浴び方ひとつで嬉しい効果がアップしたり、逆にデメリットが大きくなって健康や美容にマイナスな影響を与えたりします。

夜の入浴やシャワーの温度、脱衣所などの室温などに注意しながら、朝のシャワータイムを一日を爽やかにスタートさせるひとつの方法として活用していきましょう。

また、仕事が忙しくてシャワーだけになりがち…という人は、「お風呂がシャワーだけの人は臭い?体臭を予防する上手な浴び方」も参考にしてみてください。

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