体臭が納豆くさい4つの原因と効果的な対策法

体臭が納豆くさい4つの原因と効果的な対策法

体臭が納豆くさい4つの原因と効果的な対策法

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体臭が納豆臭いと悩んでいる方は、まずは原因を知ることから始めましょう。体から納豆の臭いがする原因は、足の臭いやワキガといった体の問題はもちろん、衣類の臭いなどの様々な要因が絡んでいます。

そこで今回は、自分に合った対策法を見つけ出すための、納豆臭い体臭の原因と対策についてご紹介します。

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体臭が納豆臭い原因

イソ吉草酸の臭い

体臭の中でも、特に「足の臭い」が納豆臭い場合は、「イソ吉草酸」による臭いが原因です。イソ吉草酸は、納豆の独特な臭いを作り出す物質のひとつで、正式には「3-メチルブタン酸」と呼ばれる天然の有機酸(脂肪酸)の一種です。

きつい臭いで知られる「アンモニア・硫化水素・トリメチルアミン」などと共に、悪臭防止法にも指定されるほどの物質なので、足にイソ吉草酸が多いほど納豆臭いニオイが強烈になります。

ワキガの臭い

ワキガの臭いといえば、玉ねぎのような臭い、鉛筆の芯のような臭い、カレー(クミン)のような臭いなどの表現が有名です。しかし、人によっては自分のワキガ臭を「納豆臭い」と感じる人もいるようです。

ワキガ臭は、タンパク質や脂質などが多く含まる「アポクリン汗腺」の汗を常在菌が分解することで発生します。そのため、体内環境の悪化などでアポクリン汗に多くの不純物が混ざってしまうと、それぞれ微妙に異なった臭いが発生します。

常在菌のバランスの悪化

皮膚常在菌のバランスが崩れると、皮膚上の悪玉菌が異常増殖して体臭が納豆臭くなる場合があります。

健康的なお肌は、表皮ブドウ球菌という常在菌が多く、汗や皮脂が分解されても体臭が発生しにくい皮膚環境です。しかし、お肌の乾燥や洗い過ぎなどによってお肌の皮脂バリアがもろくなると、悪玉菌(黄色ブドウ球菌や真菌など)が増えて体臭がきつくなります。

悪玉菌が汗や皮脂を分解すると、イソ吉草酸やアンモニア、ワキガ臭などの不快臭を発生させます。

生乾きの臭い

衣類の「生乾き」も体臭が納豆臭くなる原因のひとつです。生乾きの臭いは、衣類の繊維に残った汗や皮脂などのタンパク質汚れを、多湿な環境下で繁殖した雑菌が分解することで発生しますが、その際に納豆のような不快臭をともなうことがあります。

衣類が納豆臭いと体臭にも臭いが移ってしまうので、生乾きの原因となる夜干しや雨の日の部屋干しをする際には、しっかり乾燥させるよう注意してください。

納豆を食べ過ぎると、体臭がきつくなる?

納豆は独特な臭いを発する食品のため、習慣的に食べ続けると体臭が納豆臭くなるのでは?と心配する人もいるようです。しかし、納豆そのものの臭いが体臭に現れることはまずありません。

ただし、納豆(大豆)には植物性タンパク質が豊富に含まれているので、あまりにも食べ過ぎると体臭に悪い影響を与える可能性があります。

タンパク質が腸内で悪玉菌に分解されると、アンモニアや硫化水素、インドールなどの悪臭ガスが発生して、汗や呼気などに混ざることで体臭や口臭、おならなどを臭くする場合があるためです。

植物性タンパク質は、お肉や乳製品などに含まれる動物性タンパク質に比べると、「体臭原因になりにくい」とされるタンパク質なので、過剰に心配する必要はありませんが、一日の摂取量は「2パック」までにしましょう。

納豆臭い体臭の対策

足の臭いは「重曹足湯」で中和

イソ吉草酸は、足を洗っても落ちにくい物質です。そのため、「重曹の足湯」を活用することで、納豆臭い悪臭を「中和消臭」するのが効果的です。

重曹(炭酸水素ナトリウム)はアルカリ性の物質なので、酸性であるイソ吉草酸を中和して、不快臭をすっきりと取り除いてくれます。さらに、古い角質を柔らかくしてくれるので、角質ケアも効率よく行えて、臭いが発生しにくいスベスベ足に導けます。

重曹足湯の作り方については、「頑固な足の臭いをリセット!重曹の足湯でスッキリ素足美人」をご覧ください。

お風呂での過剰なケアを控える

納豆臭い体臭に限らず、ワキガや加齢臭などで体のニオイが気になる場合は、どうしても「過剰なケア」でお肌にダメージを与えてしまいがち。そのため、次のようなポイントに注意しながら、お肌を労るケアを意識してください。

ゴシゴシ洗いや洗浄力の強い石鹸・ボディソープは、皮脂の取りすぎに繋がってお肌の乾燥を引き起こします。お肌が乾燥すると、潤いを補うために過剰な皮脂分泌が増えたり、常在菌のバランスが悪化したりして、納豆臭い体臭の原因になるので要注意です。

頭や体を洗うときは、石鹸をよく泡立ててから「マッサージするように優しく洗う」のがコツ。最後にしっかりすすぐことも忘れずに。

お肌をしっかり保湿する

良好なお肌の常在菌バランスを保つためには、「保湿ケア」が欠かせません。保湿効果のあるクリームやローション、化粧水などを用いて、お風呂上がりにしっかり潤いを与えてあげることで、皮膚の乾燥を予防しましょう。

また、保湿成分の含まれた入浴剤を入れてから、ゆっくり湯船に浸かるのもおすすめ。お肌の保湿力がアップするのはもちろん、温熱作用や静水圧作用によって血行やリンパの流れが改善されるので、悪化した体内環境が整えられて汗に含まれる不純物を減らせます。

湯船の温度は、「38~40℃」のぬるめで「10~20分」くらい浸かるのが効果的です。

食生活を改善する

肉料理が中心の人は、野菜中心の食生活へ改善することが大切です。お肉に含まれる動物性タンパク質は腸内で悪臭ガスを発生させますし、動物性脂肪は中性脂肪を増加させて皮脂分泌を促進します。

いずれも、納豆臭い体臭やワキガ、加齢臭などを招く原因になるので、過剰摂取には十分に注意する必要があります。また、乳製品は健康に良いイメージがありますが、動物性のタンパク質や脂質が沢山含まれているので摂り過ぎないようにしましょう。

健康的な食生活の基本は、三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)をほどよく摂取しながら、数種類の野菜からビタミンやミネラル、食物繊維などを効率的に摂ることがポイントです。

関連記事 / すっきり体臭改善!臭いを防ぐ食べ物&栄養素

衣類の臭いを予防する

納豆臭い体臭を招く生乾きの臭いは、適切な洗濯方法で予防しましょう。タンパク質汚れや雑菌を衣類に残さないことがポイントです。

洗濯物がしっかり乾ききるまで干すことはもちろん、洗濯時に熱湯や酸素系漂白剤を活用することで、除菌・殺菌するのがおすすめ。また、洗濯槽のカビなども衣類を納豆臭くする原因なので、定期的にクリーニングして嫌な臭いの付着を予防しましょう。

こまめに洗濯できない衣類の臭い対策については、「制服・スーツが臭い!毎日は「洗えない服」の臭いを取る方法」をご覧ください。

体臭が納豆くさい原因と対策

体臭が納豆臭いときは、足の臭いやワキガなどの「体の臭い」だけでなく「衣類の臭い」にも気を配ることが大切です。

健康食品として知られる納豆ですが、その独特な臭いに関しては苦手な人も多いので、イメージダウンを避けるためにも、効果的な入浴や食事、洗濯などのやり方を取り入れて、余計な臭いが体に染み付かないように工夫していきましょう。

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