ケトン臭対策!糖質制限ダイエットのデメリットと正攻法

ケトン臭対策!糖質制限ダイエットのデメリットと正攻法

ケトン臭対策!糖質制限ダイエットのデメリットと正攻法

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いつの時代もダイエットは女性にとって悩みの種。近年、注目を浴びている「糖質制限ダイエット」は、糖質(炭水化物)を制限するだけで、無理なく簡単に痩せることができるダイエット法として人気を集めています。

しかし、この糖質制限食によるダイエット法は、ケトン臭という嫌な臭いを発生させ、体臭や口臭をきつくする場合があります。

そこで今回は、ケトン臭に悩まされない正しいダイエット法についてご紹介します。

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ケトン臭はどんな臭い?

ケトン臭はダイエット臭のひとつで、果物が腐ったような甘酸っぱい独特な臭いがします。

糖質制限ダイエットを行うと、糖の不足により、体の脂肪を使ったエネルギーの生産方法へと変化します。その過程で生成される物質が「ケトン体」です。

このケトン体に含まれる「アセトン」という物質が、汗や呼吸に混ざり込み排出されることで、ケトン臭の嫌な臭いを作り出しています。

ケトン臭はどこから臭う?

体臭としての臭い

臭いの強いケトン体は、血液に乗って全身を巡ります。その時に、汗にケトン体が含まれることにより、汗をかくだけで強い臭いを発するようになります。

口臭としての臭い

血液に乗ったケトン体は肺にもたどり着き、呼吸をするだけでケトン臭を発するようになってしまいます。口臭の場合は、お口だけの問題として考えがちですが、ダイエット中はケトン臭による口臭も疑いましょう。

尿としての臭い

ケトン体は全身に行き渡るため、尿と一緒に排出される場合もあります。ダイエット中に、トイレで、違和感を感じるようなツーンとした悪臭を感じた場合は、ケトン臭による体臭や口臭がすでに発生している可能性があります。

ケトン臭を防ぐ4つの対策

ケトン臭は、ダイエット臭の中でも、最終段階で発生する臭いと言われています。つまり、ケトン臭対策は、すべてのダイエット臭を防ぐ対策とも言えます。

ポイントは、「無理のない糖質制限」と「代謝機能の向上」です。

1. 極端な糖質制限ダイエットは避ける

痩せたいという思いが強ければ強いほど、厳しいダイエットに挑戦しがちです。しかし、急激な糖質制限によるダイエットは、ケトン臭を一気に強くしてしまう原因となります。

お米や麺などの主食は、夜だけに限定して抜くなど、無理のない「なだらかな糖質制限」を行なってください。

2. 有酸素運動や筋肉トレーニング

食事制限によるダイエットの場合、基礎代謝が落ちてしまい痩せにくい体質となります。なかなか痩せることができない状況に悩んでしまうと、無理なダイエットを行ったり、ストレスによる体臭を引き起こす危険性も出てきます。また、ケトン体を燃焼して消してくれる筋肉が、運動不足などにより低下することも、マイナス要因です。

ウォーキングなどの有酸素運動で基礎代謝を上げると共に、筋トレで筋肉による燃焼力を上げていくことが、運動によるケトン臭対策のポイントとなります。

効果的に脂肪を燃焼する運動方法については、「自宅で有酸素運動!家でできる室内トレーニングのすすめ」をご覧ください。

3. 汗腺トレーニング

低下した基礎代謝を向上させる方法として「汗腺トレーニング」も効果的です。普段からエアコンのきいた部屋にいたり運動不足だったりする人は、汗をかく機会が減ることで汗腺が衰えて機能が低下している場合があります。

汗腺機能が低下すると、代謝で発生した熱をうまく放出できなくなるために、カラダは代謝を抑えて熱をできるだけ出さないように働くと言われています。さらに、臭くなりやすい成分が混ざったベトベトな汗をかくようになるので、ケトン臭の臭いと合わさることで体臭がさらに強くなることも。

おすすめの汗腺トレーニングとしては、発汗を促進する入浴法を取り入れることです。手足温浴や半身浴の温熱作用を活用することで、自然な汗をかいて汗腺を蘇らせ、同時に代謝も向上させることができます。

汗腺トレーニングの詳しいやり方については、「バスタイムで汗腺トレーニング!効果的に汗をかく入浴方法」をご覧ください。

4. アルカリ性の食品をとる

ケトン臭にはアルカリ性の食品が良いとされています。アルカリ性の食品には、アミノ酸やクエン酸が多く含まれており、代謝を高めてくれる効果が期待できます。

また、ケトン体が体内に多くある場合、体の内部は酸性の状態となると言われています。そのため、アルカリ性食品を積極的に摂取することで、体を本来の弱アルカリ性に保つことができ、代謝が上がるという説もあります。

アルカリ性食品)レモン・梅干し・お酢・グレープフルーツ 海藻類 …etc.

その他のダイエット臭にも注意

脂肪酸によるあぶら臭さ

糖質制限に限らず、食事制限によるダイエットでは、体が飢餓状態になります。食事からエネルギー源を得られない体は、体内の中性脂肪を利用してエネルギーを補おうとします。この時に生成される物質が「脂肪酸」です。

脂肪酸は、代謝が低下すると血液中に流れ込み、汗や皮脂とともに体外へ排出され、あぶら臭さを感じる体臭を発生させます。脂肪酸はブドウ糖が不足している状況では、肝臓でケトン体の合成に使われます。つまり、糖質制限ダイエットが引き起こすケトン臭に大きく関係している物質です。

乳酸によるアンモニア臭

無理なダイエットを続けていると、血行が悪くなって体が酸素不足になります。酸素の供給が少ない場合、不完全燃焼によるエネルギー生産が行われることで疲労物質の「乳酸」が作られて、「ミドル脂臭」や「酸っぱい臭いの体臭」の原因になります。

さらには、乳酸が体内のアンモニアと結びついて一緒に排出されることで、アンモニア臭のする汗をかくようになります。

ダイエット臭以外にも、アンモニア臭のする体臭や口臭が存在します。詳しくは、「体からアンモニア臭!?疲労臭の原因と対策レシピ」をご覧ください。

空腹状態による口臭

ダイエット臭には含まれませんが、食事制限により空腹状態がつづくと、口臭の原因になる場合があります。

空腹の口臭の原因としては、口腔内の刺激が少なくなることで「唾液の分泌量が減少する」ことや、胃が空っぽの状態になることで「悪臭ガスが発生する」ことが考えられます。これらの臭いとケトン臭が混ざってしまうと更に不快臭が強くなるので要注意です。

空腹時には、水分補給や低カロリーな間食などを行なって、空っぽの胃を軽く満たしたりお口の中に刺激を与えたりすることが大切です。また、ガムを噛むことで顎を刺激して唾液分泌を増やすのも有効な対策です。

空腹による口臭についての詳細は、「空腹時の口臭を予防!ニオイがでる2大原因とその対策術」をご覧ください。

ダイエットとケトン臭 まとめ

ケトン臭は、糖質制限ダイエットの初期段階にケトン体の値が高くなることで、臭いが強くなる傾向があります。通常は、3ヶ月~半年くらい経過するとケトン体の利用効率が上がり、ケトン臭は消えていくと言われています。

とはいえ、せっかくキレイになるために頑張っているダイエットで、体臭や口臭に悩まされるのはとても残念なことです。

ケトン臭に限らず、ダイエット臭は「間違ったダイエット方法」が原因となっていますので、有酸素運動や筋トレ、なだらかな食事制限や的確な栄養素の摂取など、多面的に捉えた「正しいダイエット法」を行い、見た目のキレイだけでなく、ニオイ美人を目指しましょう。

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