顔が臭い原因は?皮脂を減らす7つのオイリー肌対策

顔が臭い原因は?皮脂を減らす7つのオイリー肌対策

顔が臭い原因は?皮脂を減らす7つのオイリー肌対策

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メイク直しや顔の汗を拭いた時に、「あれ?なんだか顔が臭い!?」と感じたことはありませんか?とくに、日頃からオイリー肌に悩んでいる人は、皮脂の酸化によって顔が臭くなりやすい肌環境になっているので注意が必要です。

そこで今回は、皮脂に悩む人に知ってほしい、顔が臭い原因とその対策についてご紹介します。

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顔が臭い原因は「皮脂」

顔が臭い原因には、「皮脂」の過剰分泌が大きく関係しています。皮脂自体は、お肌を保湿して外部の刺激から守る皮脂バリアを作るためにとても大切なものですが、必要以上に皮脂が分泌されてしまうと、「皮脂の酸化」による臭いが発生して顔が臭いと感じるようになります。

とくに、顔がテカりやすい脂性肌の人は、皮膚表面の皮脂が多くなることに加え、毛穴にまで皮脂が詰まってしまい、顔の臭いだけでなくニキビなどのお肌トラブルに繋がるケースも少なくありません。

では、なぜ顔を臭くする「皮脂」が過剰に増えてしまうのでしょうか?

① 女性ホルモンの影響

男性は、男性ホルモンの影響で女性に比べて皮脂が多い傾向にあります。しかし、女性だからといって安心できるわけではありません。

女性の場合、更年期や生理、妊娠などで、女性ホルモンのバランスが崩れると、プロゲステロンの分泌が増加して皮脂量が多くなります。また、ストレスや偏食、睡眠不足などの「体に負担をかける生活」を送ることも、女性ホルモンに悪影響を与える原因になります。

② 過剰なスキンケアによる刺激

顔の臭いが気になる人は、洗顔などのスキンケアにも気を使っているはず。しかし、そのスキンケアの方法が、逆に顔の皮脂を増やす原因になってる場合があります。

洗浄力の強いソープで洗ったり、洗顔シートで顔をこするように拭いたりするケア方法は、お肌を傷つけるだけでなく、健康な肌環境を保つために必要な皮脂までも奪ってしまいます。その結果、顔の皮膚の乾燥を防ぐために、より多くの皮脂が分泌される原因になります。

③ 肉中心の偏った食生活

お肉中心の偏った食生活は、顔の臭いがきつくなる大きな原因のひとつです。お肉には、皮脂の元になる中性脂肪を増加させる飽和脂肪酸が多く含まれているので、食べ過ぎると顔の皮脂分泌が高まってオイリー肌になります。

また、お肉に含まれる動物性タンパク質は、腸内の悪玉菌によって分解されると、アンモニアや硫化水素、インドールなどの悪臭物質を発生させるので、これらの臭いと皮脂の酸化臭が混ざってしまうと、顔の臭いがより臭くなる恐れがあります。

④ 不衛生な化粧品

普段何気なく使っている「化粧品」も、顔の臭いをきつくする原因のひとつです。お化粧の油性成分がお肌に残っていると、毛穴に詰まって肌環境を悪化させてしまうので、皮脂バランスが崩れて皮脂分泌が増える原因になります。

さらに、汗や皮脂が付着した古い化粧品やパフを使い続けていると、酸化や雑菌の繁殖によって不衛生になって、お肌を痛めたり顔の臭いがきつくなったりする場合があります。また、香料が含まれる化粧品は、酸化などの臭いと混ざり合うことで、さらに顔の臭いを臭くします。

顔が臭い人は、加齢臭やミドル脂臭に注意

顔が臭い人は皮脂量も多いので、「加齢臭」や「ミドル脂臭」などの皮脂が関係する体臭にも注意が必要です。

例えば、加齢臭の原因物質であるノネナールは、皮脂成分のひとつであるパルミトレイン酸が酸化することで発生しますし、ミドル脂臭は、乳酸の分解により発生したジアセチルと、皮脂分解による中鎖脂肪酸が混ざることで強い臭いを発します。

この二つの体臭は、後頭部や耳の後ろ、うなじなどの顔周辺から臭いを発するケースが多いので、より一層、顔の臭いが悪臭に感じられる原因になる場合があります。

顔の臭いを改善する7つの対策

顔の臭いを予防・改善するためには、皮脂汚れのケアと皮脂の分泌を抑制する対策がポイントです。皮脂分泌を適正な量に整えることで、顔の肌環境を清潔に保っていきましょう。

① やさしく洗顔

皮脂の酸化による顔の臭いの対策は、「余分な皮脂」を取り除くことから始めましょう。日頃の洗顔方法を見直して、お肌に負担をかけずにしっかり皮脂汚れが落とせる洗い方で洗顔してください。

洗顔の基本

顔の臭いを抑える洗顔の基本は、必要以上の摩擦をお肌に与えないことです。洗顔するお湯の温度から洗顔料まで気を配ることで、お肌をいたわったケアを行なっていきましょう。

  1. 手をキレイに洗う
  2. ぬるま湯で顔を洗う
  3. 洗顔料をよく泡立てる
  4. 力を抜いて指の腹で洗う
  5. ぬるま湯でよくすすぐ
  6. タオルで顔の水分をとる

冷水や熱いお湯で洗うと乾燥の原因になるので、「ぬるま湯」で洗うのが理想的です。洗顔料をモコモコとよく泡立ててから、力を入れずにやさしくクルクルと撫でるように洗います。皮脂が気になるからといって、ゴシゴシと強く擦るように洗うのはNGです。

また、タオルで顔を拭くときも、お肌に摩擦を与えないように、タオルに水気を吸わせるイメージで拭いてください。

皮脂が多い「Tゾーン」から洗い始めて、頬、口、目の順番で洗うのが効率的です。

上手な洗顔料の選び方

毛穴の皮脂を落としたい場合、洗浄力の強い成分やスクラブが入った洗顔料を選びがちです。しかし、適度にお肌に皮脂を残すためにも、次のようなポイントを意識して選んでください。

顔の臭いを予防する洗顔料としては、お肌に必要な皮脂と潤いは残しつつ、しっかりと汚れを落とせるタイプが理想です。クレンジングと洗顔が同時にできるオールインワンタイプの洗顔料は、汚れが残ったり洗浄力が強すぎたりするので避けてください。

一日に顔を洗う回数

洗顔料を使って顔を洗う回数は、朝・夜の「1日2回」が理想です。それ以上洗いたい場合は、ぬるま湯で軽く洗い流す程度に留めてください。皮脂を減らすために一日に何度も洗顔を繰り返すようなケアは、大切な皮脂すらも奪ってしまうので注意しましょう。

メイク落としはしっかり行なって、顔にお化粧が残らないようにしてください。

② 洗顔後は、しっかり保湿

洗顔後は、お肌の乾燥による皮脂の過剰分泌を防ぐためにも、化粧水などでしっかり保湿して潤いを与えましょう。指の腹や手のひらを使って、「Uゾーン(顎・頬)」から「Tゾーン(鼻・おでこ)」まで化粧水を馴染ませ、最後に頬や目元も忘れずに時間をかけて保湿成分を染み込ませてください。

仕上げに、10秒くらい「ハンドプレス」を行ないます。強い力で押えずに、ピタリと密着する程度の力で行ないましょう。

③ ティッシュオフで皮脂量を調節

皮脂たっぷりのオイリー肌には、油とり紙を使いたくなりますが、油とり紙は皮脂の吸収に優れている一方で、必要な皮脂まで吸い取ってしまうので、乾燥肌を招いてより皮脂分泌を盛んにする悪循環に陥ることも。

顔の皮脂やメイク崩れが気になるときは、ティッシュを軽く押し当てる「ティッシュオフ」がおすすめです。また、Tゾーンなどの皮脂がひどい場合は、「濡れたコットン」で軽く押さえるように拭き取るのも効果的です。ただし、やり過ぎには注意しましょう。

④ 古い化粧品は使わない

顔を不衛生な状態にしないためにも、古い化粧品やパフ、スポンジは使い続けないようにしましょう。化粧品は、指や口が直接触れるモノだけでなく、空気に触れるだけでも酸化して劣化します。

化粧品にもよりますが、長くても「半年」程度で捨てるようにしましょう。とくに、質感や臭いが変化したモノは使わない方が無難です。皮脂や雑菌繁殖による顔の臭いを予防するためにも、日頃使うメイク道具にも気を配ってください。

⑤ しっかり汗をかく

顔の臭いの対策には、しっかりと汗をかくのも効果的です。発汗により毛穴に詰まった皮脂や古い角質などの汚れが浮き上がって、洗顔などで取り除きやすくなるメリットがあります。

また、汗と皮脂が適度に混ざり合うと、天然の保湿クリームとも呼ばれる皮脂膜がつくられるので、潤いのある健康な素肌づくりにも効果的です。

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動で汗をかくのも良いですが、しっかりと発汗を促したい場合は、「半身浴・サウナ・岩盤浴」がおすすめです。半身浴をしながらお風呂の蓋などで浴槽を密閉すれば、手軽に自宅でサウナを楽しむこともできます。

自宅サウナの方法については、「サウナで体臭予防!発汗や温熱の効果と自宅サウナのやり方」をご覧ください。

⑥ バランスの良い食生活

食事は、一汁三菜を基本にしながらバランスよく食べることが大切です。動物性タンパク質や脂質の摂りすぎに注意しながら、野菜や豆類、海藻類、きのこ類などを幅広くメニューに取り入れた食事で、偏りのない栄養バランスを心がけましょう。

その上で、脂質代謝を助けるビタミンB2、皮脂分泌を抑制するビタミンC、皮膚の新陳代謝を活発にする亜鉛などの栄養素を意識的に摂り入れてみてください。また、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンは、ホルモンバランスを整えるのに効果的です。

関連記事 / すっきり体臭改善!臭いを防ぐ食べ物&栄養素

⑦ ストレスを溜め込まない

ストレスは、自律神経やホルモンバランスを乱して皮脂による顔の臭いをきつくするばかりか、体内環境を悪化させて様々な体臭を引き起こす原因になります。そのため、できるだけストレスが慢性化しないように、自分に合ったリラックス法を見つけて発散していくことが大切です。

ストレスの解消は、睡眠の質を高めて一日の体内リズムを整えることにも繋がるので、幸せホルモンのセロトニンの働きが高まって、より自律神経やホルモンバランスが乱れにくい体質になれます。

ストレスの解消方法については、「副交感神経を優位に!リラックスする11の方法」をご覧ください。

まとめ:顔が臭い原因と対策

顔が臭いときの対策では、正しいスキンケアによる「不要な皮脂の除去」と、生活習慣の改善による「皮脂分泌の抑制」がポイントです。

刺激の強いゴシゴシ洗顔を控えたり、潤いをキープする保湿ケアに力を入れたりすることで、顔の臭いに悩まされない良好な肌環境を目指していきましょう。

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