制服・スーツが臭い!毎日は「洗えない服」の臭いを取る方法

制服・スーツが臭い!毎日は「洗えない服」の臭いを取る方法

制服・スーツが臭い!毎日は「洗えない服」の臭いを取る方法

DATA : 体臭 ,

制服やスーツは、学生さんから営業やOL、ナースや飲食関係の方まで幅広く用いられています。

しかし、何着も予備を持っていない場合は毎日のように着続けている為に、汚れてもなかなか洗えずに「服の臭い」が気になっている方も多いはず。

そこで今回は、制服やスーツなどのあまり洗えない服の臭いを取る方法についてご紹介します。

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制服・スーツが臭くなる原因

気軽に洗えない制服やスーツなどは、「汚れの付着」や「ニオイ成分の吸着」が主な原因となり、臭いの元を溜めこみやすくなります。

汗による臭い

夏場など汗をかきやすい時期に一番気になる臭いが「汗の臭い」です。脇や背中などの汗をかきやすい場所の汗ジミはもちろんのこと、顔や首筋から流れ落ちた汗も服の生地に自然と染みこんでいきます。また、満員電車などで出勤する人の場合は、他人の汗が服に付着してしまうことも考えられます。

汗をたっぷりと含んだ制服やスーツは、細菌が繁殖しやすい「高温多湿」な環境となり、その細菌が汗をエサとして分解することで服自体が汗臭くなります。

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食べ物による臭い

焼肉や焼き鳥、お好み焼きなどの「煙」や鍋物などの「湯気」は、食欲をそそられる匂いではありますが、その分「ニオイ成分」が強いものです。

これらの食べ物のニオイ物質が服の繊維に吸着したままの状態でいると、食後に嗅覚がリセットされた状態になると、周囲の人だけでなく自分でも制服やスーツが臭いと感じるようになります。とくに、焼き肉などの油物は服に油が飛び散ってしまう場合もあるので油臭さの原因になることも。

タバコや空気中の臭い

タバコや排気ガス、空調などの周囲から漂ってくるニオイ成分も衣服に付着することで、服が嫌な臭いを発するようになります。特に、タバコの臭いは非喫煙者からすると「強い嫌悪感」をいだく事が多い臭いですが、喫煙者にとってはさほど気になる臭いではないため、つい臭いケアも疎かになりがちにです。

また、空気中のホコリやゴミが付着して、それらを細菌が分解することで服が臭くなります。

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皮脂による臭い

皮脂腺から分泌される「皮脂」が服に直接付着したり、汗と混ざって染み込んだりすることで「酸化」による悪臭を発するようになります。

とくに、日頃から脂っこい食事を好んで食べている人は皮脂の量も多くなりやすいので、制服やスーツが脂臭くなるだけでなく、「加齢臭」や「顔・頭の臭い」などの体臭原因にも大きく関わっています。

生乾きの臭い

雨の日が続く梅雨の時期に「部屋干し」をしたり、仕事が忙しく日中に洗濯ができない場合に「夜干し」をしたりすると、洗濯物から「すえた」ような臭いがする事があります。

これは服がしっかりと乾燥しきれていない為に「生乾き」の状態となり、多湿な環境下で細菌が繁殖してしまう事が原因です。雨に濡れた時にも、そのまま放置していると同様に臭くなります。

お家の生活臭

それぞれのお家には特有の「生活臭」があります。食べ物やカビ・ホコリ、ペットなどの臭いが部屋に染み付いている為に、服にもその臭いがうつりやすくなります。

本人は鼻が慣れている為にあまり気づきませんが、周囲には「独特な臭い」として漂っている場合があります。

体臭による臭い

加齢臭やワキガ体質の人は、普段からよく着ている制服やスーツに「ニオイ成分」がそのまま染み付いている場合があります。

このような状態では、一日着ているだけでも臭いが強くなってしまうので、どんなに服の臭いケアを行なっても嫌な臭いを取りづらくなります。

制服・スーツの「臭いを取る」お手入れ方法

お手入れ方法としては、「付着したゴミの除去」や「水分の蒸発」がポイントになります。

ブラッシング

帰宅後や退社時に服専用のブラシを使って「ブラッシング」してあげることで、細菌のエサとなるホコリやフケなどの汚れを落とし取ることができます。

ブラッシングのコツとしては、上から下へ生地を傷つけないように優しく撫でるように行なって下さい。静電気を除去する天然素材のブラシを使うことで、ブラッシング後にホコリがつきにくくなるのでオススメです。

ブラッシングは、強い臭いを取る効果はさほどありませんが、毎日のお手入れとして取り入れることで臭いを軽減・予防できる方法です。

休ませて乾燥させる

ニオイ成分は「水に溶けやすい」という性質があるので、汗などで湿気を帯びた服をしっかりと乾燥させることで、水分の蒸発とともに嫌な臭いを消す事ができます。

制服やスーツが「二着」以上用意できる場合は、帰宅後に「風通しの良い場所」に陰干しして、一日程度休ませてあげると臭いがすっきりします。さらに、厚手のハンガーに掛けておけば、内側に空間ができて乾燥しやすくなるのでオススメです。

着用後、すぐにクローゼットなどの閉めきった場所へ掛けてしまうと、さらに臭いが強くなるので注意して下さい。

アイロンのスチーム

スチームアイロンからでる「蒸気」を吹きかけることで、繊維に付着したニオイ成分が剥がれて水分と一緒に蒸発してくれます。さらに、熱による殺菌効果も期待できるので、制服やスーツを清潔に保つことに役立ちます。

アイロンの設定温度などは生地によって違いがありますので、服の裏地に付いている「取り扱い表示」のラベルを参考にしながら、生地を傷めないケアを行なってみて下さい。

ドライヤー

ドライヤーの「冷風」を少し遠めの位置から服全体へ吹きかけることで、ニオイ成分やホコリなどのゴミを取り除くことができます。

また、臭いが強い時や時間がない時は、水を入れた「霧吹き」で服を軽く湿らせてから「温風」を当てれば、スチームアイロンと同様の効果(水分蒸発による臭い取り)を得ることが出来ます。

スプレー

消臭タイプのスプレーは、臭い消しだけでなく「除菌効果」のある商品が多く市販されておりとても人気があります。

しかし、スプレー後に服を湿られたままロッカーやクローゼットに掛けておくと、香料と生乾きの臭いが混ざってしまってさらに悪臭を発する事があるので、「しっかりと乾かす」ことを心がけましょう。

臭いやすい部分はしっかり対策

制服やスーツなどの臭い対策では、染み付いてしまった臭いを取るだけでなく、「汚れを残さない」ための工夫も大切です。

服の形や着る人の体質・体型によって多少の違いはあるものの、「脇・背中・襟元・股」の周辺は特に汗が染み込みやすく、服が汗臭くなる場所のため注意が必要です。

汗を「染み込ませない」

汗わきパッドを活用するだけでなく、ブラウスやYシャツをそのまま着てしまうよりは、肌着を一枚挟むことで、「脇」や「背中」の汗が制服やスーツなどに染みこむ事を軽減できます。

また、タンクトップなどのノースリーブの服は脇汗をケアできないので、できるだけ袖付きのものを選ぶようにしましょう。

汗をしっかり「拭きとる」

顔や首筋などから流れてくる汗や皮脂などは「襟元」を汚します。そのため、汗をかいた時はこまめに拭きとる事を心がけて、帰宅後は「濡れタオル」などで、汗ジミができた部分をトントンと軽く叩きながら、汚れをタオルに染み込ませるようなお手入れ方法がオススメです。

また、パンツスタイルの場合は、股間や太ももの内側などの「股周辺」にも汗が染み込みやすくなるので、同様のお手入れを行い出来るだけ服に汚れを残さないようにしましょう。

お部屋の臭いや体臭の改善も合わせて!

制服やスーツなどの臭いだけに囚われずに、「お部屋の臭い」や「体臭」の対策も同時に行っていきましょう。

お部屋の臭い対策としては、窓を開けて換気をすることで淀んだ空気の流れをよくしたり、下駄箱やトイレ、キッチンなどの臭いやすい場所には消臭剤を設置したりすることで、独特な生活臭を軽減することが出来ます。

また、体臭全般の対策では、食生活の見直しや体の清潔さを保つなどの様々な臭いケアを行いながら、自分自身の臭いが服を臭くする原因にならないように心がけて下さい。

冬の臭いケアも忘れずに

汗臭いと言えば「夏」のイメージがありますが、服を着こむ「冬」も同様に臭いケアは怠ってはいけません。

冬場は重ね着をして暖房のきいた屋内で過ごす場面が多くなる為、汗をかいた時に「熱」や「湿気」が服の中にこもりやすくなり、ニオイ物質が発散されずにどんどん蓄積されていきます。汗も乾きにくくなるので、制服やスーツに汗ジミができて臭いの原因になる事もあります。

冬の汗対策についての詳細は、「冬の汗って臭い?寒い季節も気をつけたい発汗&体臭ケア」をご覧ください。

制服・スーツの臭い対策 まとめ

毎日は洗えない制服やスーツなどの臭いを予防・改善する為には、汗ジミなどで汚れやすい場所を「部分的にケア」する事と、ニオイ成分を消すための「全体的なケア」を一緒に行うことが大切です。

充分に「乾燥」させて水分とともに臭いを発散させる事がとても重要になりますので、生乾きの状態を放置しないように気をつけましょう。

今回の服の臭いを取る方法は、ジャケットやコート、カーディガンやセータなど、様々なお気に入りのお洋服にも活用できますので、衣類の臭いに悩んでいる方はぜひ試してみて下さい。

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