あまり汗をかかない、すぐに汗臭くなる、顔にだけ大量に汗をかくなど…汗について悩んでいる人は、もしかすると「汗腺」が衰えて、汗をかくのが下手になっているのかも。
そんな汗かきベタな人は、日頃のバスタイムに「汗腺トレーニング」を取り入れて、働きの鈍った汗腺を蘇らせてあげましょう。
今回は、入浴時の「効果的な汗腺トレーニング」の方法についてご紹介します。
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汗腺トレーニングの効果
普段からあまり汗をかく機会が少ない人は、知らず知らずのうちに汗腺の機能が低下して、汗臭くなる「ベトベトな汗」をかくようになったり、顔や頭など一箇所にだけ大量に汗をかいてしまうなどの様々な弊害が現れてきます。
しかし、汗腺トレーニングは、閉じてしまった汗腺や細くなった汗腺を広げ、汗腺機能を高めてくれるので、汗臭くなりにくい「サラサラ汗」へと改善してくれる効果があります。
効果的な入浴方法で、汗腺をトレーニング
汗腺トレーニングで大切なことは、とにかく「汗をかく」ということです。
汗をかく方法は、ジョギングや岩盤浴など色々とありますが、その中でも、自宅で手軽に行えるのがバスタイムでの「入浴」です。湯船にカラダをつけることで、温熱作用により代謝が活発になり、汗を自然にかきやすくなります。
STEP.1 手足温浴
手足温浴とは、手と足だけを温める入浴法のことです。熱めのお湯に手足をつけることで、汗をかきにくい人でも、新陳代謝が良くなり「発汗」を促してくれる効果があります。
手足温浴の入浴方法
- 熱め(41~43℃)のお湯を20~30cm程度はる
- お風呂の椅子を浴槽に入れる
- 椅子に座り、ひじ下とひざ下をつける
- ゆっくりと15分程度つかる
STEP.2 半身浴
手足温浴を終えたら、次は「半身浴」を行いましょう。
熱めのお湯につかる手足温浴では、交感神経が刺激されてカラダは興奮状態になりますが、半身浴を行うと、副交感神経が刺激されてリラックス状態となり、自律神経のバランスを上手くとることができます。
半身浴の入浴方法
- 椅子を取り出し、水を足してぬるめ(38℃~40℃ )のお湯をはる
- 浴槽に「みぞうち」くらいまでつかる
- ゆっくりと15分程度つかる
STEP.3 湯上がりは自然乾燥
入浴後、夏の暑い時期には「冷房」を使って涼みたいところですが、しっかりとタオルで拭いた後は、うちわで軽く扇ぎながら「自然に」汗を蒸発させましょう。急激な体温変化は、せっかくの汗腺トレーニングを台無しにしてしまう恐れがあります。入浴後は、しっかりと水分を摂ることも忘れずに。
高齢の方や高血圧、心臓が弱い方などは、熱めのお湯への入浴は控えてください。
汗腺トレーニングの期間
入浴による汗腺トレーニングを続ける期間は、一般的に2~3週間と言われています。
しかし、汗腺は夏場だけでなく、汗をかかない冬場にも低下しやすくなるので、季節に関わらず一年をとおして、定期的に「汗腺トレーニング」を行うことが大切です。
ゲルマニウム温浴を自宅で楽しもう
手足温浴は、エステサロンなどでよく見かける「ゲルマニウム温浴」に似ています。ゲルマニウム温浴の場合は、ゲルマニウムがもつ新陳代謝を活発にする効果を上手く活用して、短時間で大量の汗をかくことができるのが特徴です。
手軽に自宅でゲルマニウム温浴の効果を楽しみたい方は、市販されている入浴用のゲルマニウムボールなどを使った温浴での汗腺トレーニングを試してみて下さい。サロンほどではありませんが、通常の手足温浴よりも、さらに発汗の効果を期待できます。
入浴で汗腺トレーニング まとめ
入浴を活用した汗腺トレーニングでは、日頃のバスタイムにちょっとした「ひと工夫」をくわえるだけで手軽に汗をかくことができるので、忙しい方でも無理なく続けていくことができるはずです。
汗腺機能を高めることは、汗が臭いにくい「サラサラ汗」にしてくれるだけでなく、代謝を高めて太りにくい体質になる「痩せる汗のかき方」にも繋がりますので、ぜひ楽しみながら「汗かき上手」を目指してください。