お尻や太ももの汗で不快な思いをしたことはありませんか?
座っている時にズボンやスカートが汗で張り付いてベタベタと気持ちが悪かったり、立った時に汗染みや臭いが気になったりと、なにかとお尻や太ももの汗に悩まされている方は、快適に過ごすための10の対策を試してみて下さい。
今回は、お尻や太ももの汗を止める方法から汗染みや臭いを防ぐ対策までご紹介します。
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お尻や太ももの汗は「パターン別」に対策!
お尻や太ももの汗対策では、「汗染みの改善」・「汗を止める方法」・「衣類の臭いケア」というパターン別の対策をとることがポイントになります。
椅子やズボン・スカートなどの「汗染み」対策
クッションで蒸れを改善
お尻や太ももの汗が最も気になるシチュエーションが「座っている時」ではないでしょうか。オフィスの椅子から車の座席・革製のソファまで、長時間密着している部分に熱がこもって汗蒸れによって不快になった人も多いはず。
そんな時に手軽に行える対策としてオススメなのが「クッション」の活用です。
クッション選びのポイントとしては、吸湿・消臭効果があってカビやダニの繁殖を抑えるタイプのものを選びましょう。また、汚れたらその都度すぐに丸洗いできる素材であることも重要です。
空調ざぶとんで風通しを良くする
座っている時の蒸れ対策にさらに効果的なアイテムが「空調ざぶとん」です。
座布団に設けられたファンから空気を吸い込むことで、風が中を通り抜けてこもった熱や湿気を放出してくれます。長時間の座り仕事や運転時も快適に過ごすことができて、ズボンやスカートの汗染み対策に役立ちます。
とくに夏場は、お尻や太もものジメジメ感が改善されるだけでなく、風の流れによってひんやりと涼しく感じることができます。
下着・インナーで汗を吸収
女性の場合、タイトスカートやパンツスタイルに合わせて下着のラインが見えにくい「Tバック」をはく方もいますが、汗が直接スカートなどの生地に吸収されてしまうため汗染みがより目立ちやすくなります。
最近では、可愛いデザインの「女性用ボクサーパンツ」も多く市販されていますので、下着のラインが気になる方は一度こちらを試してみてはいかがでしょうか。
その他にも、吸湿性・速乾性のある「ガードルショーツ」などのインナーを着用することで、ウエストやヒップラインをキレイに魅せる効果に加えて、お尻や太ももの汗対策にも役立つのでオススメです。
ズボンやスカートの生地は暗めの色に
椅子などから立ち上がった時は、お尻や太ももの汗染みがどうしても目立ってしまいます。そのため、汗染みが目立つグレーやベージュなどの明るめの色のズボンやスカートは避けて、出来るだけ「暗め」の生地色を選ぶこともひとつの手です。
会社や学校などの制服の場合は難しい面もありますが、毎日の服選びを自分でできる方は、汗染みを「目立たせない」生地色を意識的に選んでみて下さい。
椅子に浅めに座る
椅子に座るときは出来るだけ「浅め」に座って接地面を少なくすることで、お尻や太ももの蒸れが軽減されて汗染みができにくくなります。
ただし、浅く座った状態で椅子の背もたれにもたれかかってしまうと腰に負担をかけるので、背筋をピンとまっすぐに伸ばして足の裏をしっかりと地面につけることを意識しましょう。また、デスクワークなどで長時間に渡って座る場合は、深く腰掛ける時間帯もつくりながら無理のない範囲で行ってみて下さい。
お尻や太ももの「汗を止める」対策
制汗剤を効果的に使う
汗対策のアイテムといえば「制汗剤」が一般的です。とくに、スプレータイプの制汗剤は、手軽に使えることもあり頻繁に使用している方も多いのではないでしょうか。
しかし、汗を「止める」対策として考えるのであれば、クリームやスティックなどの「塗る」タイプの制汗剤の方がオススメです。塗るタイプの制汗剤は、スプレータイプに比べて持続性が高く長時間の制汗・消臭力に優れているので、お尻や太もものサラサラをキープしやすくなります。
ミョウバン水で制汗&消臭
制汗剤よりもお財布にやさしい対策アイテムが「ミョウバン水」です。食品添加物であるミョウバンには「消臭効果」や「制汗作用」があると言われており、水に溶かしたミョウバン水を活用することで汗対策に効果を発揮します。
ミョウバン水の作り方としては、ペットボトルに【 水(500ml)・焼きミョウバン(15~17g)】を入れてよくふって混ぜあわせます。この原液を、使用前に「10倍」くらいに薄めてからスプレーボトルに入れてお尻や太ももに吹きかけて下さい。
原液づくりの時にミョウバンが溶けにくい場合は、透明になるまで数日置いておきます。お肌の弱い方は、使用前にパッチテストも忘れずに行いましょう。
ミョウバン水の上手な活用法については、「ミョウバン水の効果的な使い方!わきがや頭皮の消臭&汗対策」をご覧ください。
汗っかき体質を改善する
もしもお尻や太ももに多量の汗をかく場合は、生活習慣などが原因となって「汗をかきやすい体質」になっている可能性があります。
例えば、自律神経の乱れにより発症する「多汗症」では、手のひらや足の裏、顔や頭など局所的な発汗から、背中や胸、お尻や太ももなどの全身にわたっての発汗まで、気温に関わらず多量の汗をかく症状が現れてきます。その他にも、汗腺機能の低下によりカラダの特定の部分からのみ多量の汗をかいたり、水分代謝の低下により無駄な水分がカラダに蓄積されてしまい汗として排出されたりします。
このような体質による汗っかきを改善するためには、ストレス解消や入浴、適度な運動、食生活の改善など日々の生活習慣を見直していくことが大切になります。
汗をかきやすい体質を改善する方法については、「汗っかきの原因と対策!体質改善による6つの治し方」をご覧ください。
ズボンやスカートの「汗の臭い」対策
衣類のお尻や太ももの部分に染み込んだ汗は、服から漂う悪臭の原因となるため出来るだけこまめに洗濯するのが一番です。しかし、制服のような毎日は洗うことが難しい服については、脱いだ後の丁寧なお手入れが大切です。
濡れタオルで汗染みの部分をケア
汗染みができてしまった部分は「濡れタオル」で叩くように汗を丁寧に拭きとって、汗が衣類に残らないようにしましょう。お尻や太もも、股部分の汗染みだけでなく、腰回りや背中から流れてくる汗もズボンやスカートを汚す原因になるので「ウエスト部分」も忘れずにケアして下さい。
しっかり乾燥させて湿気を取る
汗などで湿気を帯びたズボンやスカートを放置することも臭いを強くする原因となりますので、帰宅後は風通しの良い場所で「陰干し」してしっかりと乾燥させましょう。また、スチームアイロンやドライヤーを活用して、湿気を蒸発させてあげることで臭いを消すことができます。
こまめに洗うことが難しい服の臭い対策については、「制服・スーツが臭い!毎日は「洗えない服」の臭いを取る方法」をご覧ください。
まとめ:お尻や太ももの汗対策
- 吸湿クッション
- 空調ざぶとん
- 下着・インナー
- 暗めの生地色
- 椅子は浅めに
- 制汗剤の活用
- ミョウバン水
- 汗っかき体質の改善
- 汗染みのお手入れ
- 乾燥による臭いとり
とくに、お尻や太ももの汗はズボン・スカート・椅子などに汗のあとが残りやすいだけでなく、下半身の汗ということもあって「恥ずかしい汗のかき方」と感じてしまいがちです。
そのため、汗染みや蒸れを防ぐアイテムの活用から体質改善・衣類の臭い対策まで、複合的な取り組みを意識的に行ないながら、汗に悩まされないサラサラな生活を目指しましょう。