汗っかきの原因と対策!体質改善による6つの治し方

汗っかきの原因と対策!体質改善による6つの治し方

汗っかきの原因と対策!体質改善による6つの治し方

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汗っかきといえば「代謝がいい」と思われがちですが、中には体質に問題を抱えているケースも考えられます。

普段から強いストレスを感じていたり、運動不足や不摂生な生活を送っていたりする汗っかきの方は、本当の発汗原因を見つけてカラダの中から改善していく対策が必要かもしれません。

そこで今回は、汗っかきになる原因と体質改善による対策方法についてご紹介します。

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汗っかきの原因と対策

1. 緊張や不安などのストレス

自律神経のひとつである「交感神経」は、集中力や運動能力などを向上させる働きに加えて、発汗を促す活動にも深く関係しています。

そのため、人前に出た時の緊張や不安などによる「ストレス」が交感神経に影響を与えると活動が活発になって、脇汗や手汗、顔汗などのカラダの一部に局所的に汗をかく「精神性発汗」と呼ばれる状態になります。

さらに、強いストレスにより交感神経が活発になりすぎると、自律神経のバランスが乱れて「精神性多汗症」と呼ばれる多量の汗が分泌される症状がでる場合があります。

汗っかきの体質改善

ストレスが原因となる汗っかきでは、何よりも「リラックス」することが有効な対策です。

ゆっくりとした深い深呼吸や充分な睡眠などで心身をリラックスさせることで、もうひとつの自律神経である「副交感神経」の働きが促されて、優位に傾きすぎた交感神経を落ち着かせて自律神経を整えることができます。

ストレスによる汗っかき対策については、「ストレスで大量の汗が!?自律神経を整える発汗対策」をご覧下さい。

2. 汗をかかない生活習慣

運動不足やエアコンによる温度管理などで普段からあまり汗をかかない人は、汗腺機能が低下して逆に汗っかきになることも。

一部の汗腺が衰えることで正常な汗腺のみから汗が分泌されてしまうために、汗が出にくいと感じたり、顔や頭、脇などの特定の部分から汗が吹き出したりする「汗かきベタ」になります。さらに、汗腺が上手に働かないことで不純物が混ざった「悪い汗」となって、汗の臭いが強くなる原因にもなります。

とくに、寒い地域の人は暑い地域の人に比べて汗をかく習慣がもともと少ないこともあり、汗腺が衰えて汗かきベタになっている場合も考えられます。

汗っかきの体質改善

汗腺機能を蘇らせる方法としてオススメなのが「入浴」を活用した汗腺トレーニングです。

手足温浴と半身浴を順に行うことで、新陳代謝がよくなり汗を自然にたっぷりとかくことが出来るだけでなく、副交感神経を優位にして自律神経のバランスを整える効果もあります。

汗腺を蘇らせる方法としては、「バスタイムで汗腺トレーニング!効果的に汗をかく入浴方法」をご覧ください。

3. 皮下脂肪や内臓脂肪による肥満

汗っかきの代名詞ともいえるのが「肥満」です。太っている人の場合、どうしても皮下脂肪が多くなってしまうために熱を体外へ放出しづらくなります。そのため、カラダの中に熱がこもることで体温調節の機能が働いて汗っかきの原因になります。

また、このような発汗は「内臓脂肪」が原因でも起こるため痩せ型だからといって安心はできません。普段からカロリーの高い食事や運動不足を続けている人は、見た目は痩せていても内臓に脂肪がついている「隠れ肥満」の場合もあるため注意が必要です。

汗っかきの体質改善

肥満が原因となる汗っかきの人は、当然ながら「ダイエット」をすることが効果的な対策に繋がりますが、無理な食事制限や過度の運動は、その他の体臭や体調不良に繋がる恐れもあるため、カラダに負担の少ない「適度な」取り組みがポイントになります。

ウォーキングなどの「軽めの運動」を継続的に1日30分程度行うことで、脂肪燃焼だけでなく代謝機能が向上して太りにくい体質へと改善できます。さらに、適度な運動は副交感神経を優位にする作用や汗をかくことによる汗腺機能の向上など汗っかき体質の人にとって嬉しい効果があります。

無理な食事制限はダイエット臭という体臭原因になる場合も。詳しくは「ケトン臭対策!糖質制限ダイエットのデメリットと正攻法」をご覧ください。

4. 肉食による偏った食生活

お肉が大好きでよく食べている方は汗をかきやすくなります。

お肉にはタンパク質が豊富に含まれているため、消化に大きなエネルギーを必要としてカラダが熱を持ってしまい汗っかきの原因になります。さらに、高カロリーな食べ物は肥満の温床とも言えるものです。

また、体内でタンパク質が分解される過程で発生するアンモニアが汗に混ざって分泌されたり、過剰な油分の摂取により皮脂が増加したりすることで、一般的な汗臭さとは違った体臭の原因になる可能性もあります。

汗っかきの体質改善

お肉好きの方は「バランスの良い食生活」へと改善することを心がけて下さい。肉類だけでなく、魚や野菜、海藻、きのこ類などを偏りなく食事に取り入れることで、ビタミンや食物繊維などの栄養素をバランスよく摂取できて、汗っかきの体質改善に繋がります。

さらに、ビタミンがもつ「抗酸化作用」などにより、加齢臭や顔・頭などの皮脂酸化などの様々な体臭対策にも効果的です。

体臭対策に効果のある栄養素については、「すっきり体臭改善!臭いを防ぐ食品&栄養素」をご覧ください。

5. 辛い食べ物などの刺激物

辛いものを食べた時に汗が噴き出る状態を「味覚性発汗」といいます。

この発汗は誰にでも起こりうるもので汗っかきとは関係ないように思えますが、もしも異常なほど大量の汗をかいてしまう場合やなかなか汗が止まらない場合は「味覚性多汗症」という症状かもしれません。

味覚性多汗症の場合、基本的には刺激物が原因となるため汗を大量にかいたからといって問題があるわけではありません。しかし、食事中に汗をかいて恥ずかしい思いをした等の「トラウマ」が原因となって精神性発汗が重なることで、辛いものに限らず普通の食事をとるだけでも大量に汗をかいてしまう場合があります。

汗っかきの体質改善

軽度な味覚性多汗症では、辛い食べ物に舌を慣れさせることで舌が感じる刺激の度合いが軽減されて、汗の量を改善できると言われています。

しかし、精神性発汗が起因している重度の場合は、過去の嫌な体験や食事中に汗をかいたとしても気にしないなどの「メンタルケア」が大切になります。

汗を気にしすぎると、味覚性多汗症にとどまらずに精神性多汗症に繋がる恐れもあるため注意しましょう。

6. 体内に残った過剰な水分

汗っかきの人はカラダの中に必要以上の水分を溜め込んでいる可能性があります。

通常、摂り過ぎた水分は尿として体外へ排出されますが、水分代謝の低下により水分を上手に処理できない体質になるとカラダに水分が蓄積されていきます。すると、体温を下げてしまう過剰な水分をカラダから追い出すために、汗が大量に分泌されるようになります。

水分代謝の低下は汗っかきの原因になるだけでなく、冷え性やむくみ、めまいなどを引き起こす場合もあるため心当たりのある方は要注意です。

汗っかきの体質改善

水分代謝をアップさせるには、ストレスの解消・入浴・適度な運動といったここまでご紹介してきた汗っかきの体質改善法と同様の対策をとることが効果的な方法です。

さらに、お風呂上がりにリンパマッサージを行うことで、滞った水分や老廃物が排出されやすくなるので試してみて下さい。

カラダに余分な水分を増やさないためにも、アルコールや清涼飲料水などの水分を摂り過ぎないように心がけましょう。

病気が原因となる汗っかき

汗っかきは病気のサインかもしれません。異常なほどに汗をかくことに加え、体調がすぐれないなどの不安が少しでもある場合は、一度専門医に相談してみましょう。

更年期障害

主に40歳以上の女性に見られる「更年期障害」ではホルモンバランスが崩れることで、ホットフラッシュと呼ばれる顔や頭部または全身がほてって大量の汗をかく症状がでます。

自律神経失調症

自律神経のバランスが崩れることで発症する「自律神経失調症」は、頭痛・吐き気・血圧の変化・しびれなどの様々なカラダの異常を引き起こすだけでなく、多量の発汗にも影響します。

糖尿病

慢性的な高血糖になる「糖尿病」では、神経障害による発汗異常が引き起こされて、上半身だけに汗をかいたり、顔・頭だけに多量の汗をかいたりします。また一方で、ほとんど汗をかかないという人もいます。

甲状腺疾患(バセドウ病)

体内に必要なホルモンを産生する臓器である「甲状腺」に疾患がある場合、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで新陳代謝が活発になって汗をかきやすくなります。

まとめ:汗っかきの原因と対策

汗っかきの方は、汗臭さや蒸れによる足の臭いはもちろんのこと、お化粧くずれやヘアスタイルのくずれ、脇や背中の汗ジミなど見た目の悩みもいろいろと多くなります。そのため、以上のような対策を日々の生活に積極的に取り入れながら、心身ともに健康的なカラダへと改善していきましょう。

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